トランプ大統領はやってはいけない「暴走行為」をやってしまったと言えます。
中国の中央軍事委員会装備発展部と「李尚福」中将をロシアの兵器輸出会社とSU35とS400型最新鋭ミサイル購入契約をしたとして、制裁を行っているのです。
これに対して中国は猛反発しており、「強烈な怒りと断固とした反対を表明する」(中国外務省報道官)、更に外務次官はブランスタッド駐アメリカ大使を外務省に呼び、「中露の軍事協力は主権国家同士の協力であり、アメリカが干渉すする権利はない」として抗議をしています。
この制裁で中国と米軍との軍事協力関係が中断することになり、極めて異常な事態となります。
どのような状況下でも軍人同士は協力関係を持っており、意見交換・意思疎通を行い、対立や戦争を回避する動きをするものですが、今回の制裁でこの関係が途切れることもあり得、そうなれば戦争を回避する手段がなくなります。
今回の制裁に対して、米軍トップのマティス国防長官がどのような動きをしたかわかっていませんが、最悪の場合、辞任という形で責任を取る可能性もあります。
ロシア関係や2つの暴露本で追い詰められているトランプ大統領の気が変になっているのではないか?とも言われていますが、マティス国防長官が辞任するような事態に発展すれば、米軍内でクーデターが起こることもあり得ます。
素人大統領(誰でも初めはそうですが)でも部下の話を聞かないトランプ大統領を”戴いた”アメリカの迷走・暴走が止まらなくなっており、米軍によるクーデターという世界を大混乱に陥れることになるかも知れません。