内閣府は7~9月期のGDP改定値を年率換算では<+1.3%>となったと発表しており、速報値である年率<+2.2%>から大幅な下方修正を発表しています。
昨日もお知らせしましたが、税収が年間で5兆円近く減っており、それでいてGDP成長が2%を超えるというのはどう考えてもあり得ない話ですが、今回の改定で年率で<0.9%>下方修正されたわけであり、10-12月期はさらに悪化していると見られており、2016年度の日本のGDP成長はよくて0%、下手しますとマイナス成長になるかも知れません。
実際、名目成長率は年率<+0.5%>となっており、ほぼ横ばいとなってきています。
東京都内のタクシー運転手に話を聞きましても、「景気は回復していない」、「とても12月とは思えない程の景気」等々、悪化はしていないものの回復はしていない、いわば底這いをしているという状況という認識であり、これは他の企業も同じかも知れませんが、先日福井に行きました際に使いました運転手は高齢でしたが、「こんな収入では若い者はとても生活などやっていけない」と嘆いていましたが、数時間駅で待って多くて数千円、下手しますと1,000円もしない近距離の客しかいないと言っていました。
また、銀座のバーも閉店している店が増えてきているとタクシー運転手は述べていましたが、通りを見ていましてもいつもの12月という賑わいはありません。
飾り付けも地味で人も地味でいつもの12月、即ち、クリスマス・年末年始という華やかさはありません。