過去最悪ペース(国債格下げ)

投稿者: | 2016年07月08日 07:10

フィッチ・レーティングスは、2016年の国債格下げが過去最悪のペースで進行していると発表しています。
既に、今年に入り15ケ国が格下げされ、見通しが「ネガティブ」とされている国が日本を含む22ケ国となっており、仮に「ネガティブ」国22ケ国すべてが格下げされた場合37ケ国が格下げされると言う事態に陥り、これは過去最悪だった2011年の20ケ国を大きく上回る事態になるのです。

国債の格付けは常識的にはその国にある企業格付けにも影響を及ぼしますので、国が格下げされるということは、企業も格下げされるということになりかねず、
特に膨大な債務を抱えるジャンク債ギリギリの企業は国の格下げと同時に格下げされ、ジャンク債格付けに転落し財務制限条項に抵触し一気に危機を迎えるという事態になりかねないのです。

今年は国債格下げが過去最悪の事態になるということを念頭に置いて、投資なり、財産保全策を考えておくべきだと言えます。

では日本国債は?

日本では日本は外国から借金していないために財政破たんしないとか、日本は債権大国だと述べる専門家も多くいますが、借金は借金なのです。
バブルの時、「借金も財産のうち」として金融機関から借金して不動産や株を買いまくった企業や個人はどうなったでしょうか?
中にはルノワールやゴッホと言った超名画をオークションで当時の史上最高値で落札した企業オーナーもいましたが自社株を担保にして借金で購入していた
ために、その後、株が暴落し担保価値が落ち金融機関が担保権を行使し、べらぼうな安値で海外に売り飛ばされた経緯もありました。
借金はいつかは返す必要があり、しかも担保価値が落ちたりなくなれば容赦なく返済を求められます。

今、邦銀は海外に貸し出す際に世界中からドルを中心に借りまくっていますが、それが突然返済を求められた場合、そのようなドルは日本は所有していません。
外貨準備高をすべてその返済に回す?
日本は輸入出来なくなり、そのような事態になれば更に日本国債は格下げを受け<ジャンク債>にされることもあり得ます。
円は暴落し、株も暴落し、日本はハイパーインフレに陥ることになりかねません。
そしてそうなる前に超優良企業は日本を捨てて海外に移転していくでしょう。
日本国と心中する気はないと。

国債格下げ問題は軽く見るべき問題ではありません。

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