今回の地震で阿蘇山にあります「米塚」と呼ばれる噴火跡の火口の縁に亀裂が走っており、地下でマグマが変動したのかも知れません。
マグマ溜まりが地震で上に上ってきたために圧力で亀裂が走ったのか、それともマグマ溜まりが落ち込んで空洞ができたために亀裂が走ったのか、それとも単に風化でもろくなっていた火口付近が地震でゆられ「綺麗に」円を描くように亀裂が走ったのか、今の段階ではわかりませんが、阿蘇山の「静けさ」を不気味だと指摘する向きもあり、今回の米塚の火口付近の亀裂が何かを示唆しているとすれば、今後焦点は「噴火」に移ります。
ただ、地震・噴火、特に噴火はその火山独特の噴火メカニズムがあり、他の火山との比較ができないと言われており、いつ噴火が起こるか誰もわからないのです。
異変があるとしましても、それは何万年単位の火山の歴史に中の「今」であり、それを直ちに噴火すると判別できないのも事実なのです。
今回の米塚の亀裂が今後どうなるか、警戒をしておくべきだと言えます。