先週金曜日にヨーロッパで一人の優秀な19世紀絵画の専門家が脳腫瘍のため天国に旅たちました。
まだ40才代の若さで最愛の奥様と小さい子どもを残して天国に旅立ちましたが、さぞ無念だったと思っています。
シカゴまで手術を受けにいきましたがダメで自宅に戻り家族と最後の日々を送っていたようですが、再起を願っていたものからすれば残念としかいいようがありません。
彼は絵画の世界でずっと生きてきた人間で売り買いした作品で損をした人もいますが、それは市場のことであり誰も非難しません。
しかし彼が選ぶ作品の質はそれは素晴らしいものばかりであり、勿論、相場の数倍はしますのでそれなりの高額にはなりますが、よいものは高いのは当たり前であり、質を求める顧客にはなくてはならない存在だったのです。
彼のお陰で世界有数の19世紀絵画コレクションを構築出来、いずればギャラリープレシャスの顧問になって欲しいと依頼していたのです。
一緒に世界でディーラーとして働いていけば素晴らしいビジネスが出来、さぞ楽しいと思っていたのです。
そして日本に一度きて欲しいと話していたところに癌が見つかり療養に入っていたのです。
人柄や知識レベルは彼を上回る人はそういるものではなく、フランス語、英語、スペイン語、イタリア語、ロシア語を話す姿はダンディーそのもので、いつも握手する際のあの力強さは今でもこの右手に残っています。
本当に惜しい人をなくしました。
ギャラリープレシャス19世紀絵画コレクションは彼なくしては出来なかったのは確かですが、今、印象派の専門家がギャラリープレシャスについてくれており、今はギャラリープレシャス印象派コレクションを拡充させています。
ギャラリープレシャスを世界有数の印象派・19世紀絵画コレクション保有ギャラリーに発展させるべく印象派の専門家との出会いを得て前に進んでいきたいと思っています。
彼が作ってくれました19世紀絵画コレクションに、今は印象派絵画コレクションを拡充させており、二人の専門家による共演でギャラリープレシャスコレクションは更にパワーアップしていきます。