中国のPMI(中国製造業購買担当者景気指数)が49.0となり、1月の49.4から0.4ポイント低下し、市場予想よりも低くなっています。
この水準は4年3ケ月ぶりの低水準となっており、今の中国の製造業の景況感が如何に悪いかわかります。
次第に中国の景気が悪いという数字が出てきており、中国政府としては景気刺激策を発動するのかも知れませんが、中国のGDPの半分が投資分野となっており、ここが失速している以上、10兆円、20兆円を景気対策として打ち出しましても効果は殆どありません。
50兆円規模の投資をするのであればまた話が変わってきますが、それは人の住まない「鬼城」を増やすだけであり、もはや限界に来ておりとてもできる政策ではありませんし、しかも設備は余っているのです。
中国経済は怒涛の落ち込み方をする一歩手前まで来ているのかも知れません。