香港(ハンセン)指数は3,85%安の18,545ポイントとなり、現時点でのヨーロッパ株もFTは-1.9%、DAXは-2.1%、CACは3.3%と軒並み急落しています。
今晩のNYダウは先物市場の動きからは2%以上下げるとなっており、ほぼヨーロッパの株も2%程下落しているものですが、今は株よりも円高の方が急激に進んでおり、朝の段階では113円の円高となっていたものが、夕方の時点では110円台という急激な円高が進んでおり、相場が「暴走」し始めたと言えます。
日銀のマイナス金利導入で日銀と市場は「喧嘩」始めたために、今やコントロールが利かない事態に陥っているものですが、更に問題なのは日本の国会です。
黒田日銀総裁を国会に呼んでおきながら、どうでもよい質問で時間を浪費し、結果、黒田総裁への質問する時間が取れなかったことです。
国会はスキャンダルや政権の足を引っ張る場ではなく、国政や国際情勢を議論する場であり、どうでもよいことを議論する場ではないはずです。
今の金融混乱期に日本銀行総裁の話が公式に国会で聞けることを、世界中の金融市場の専門家なら渇望しているもので、その貴重な機会を野党は潰してしまったのです。
これでは国会が学級以下と評されるのも頷けます。
今日、仮にNYダウが200ドル以上下げることがあれば(先物の動きからすれば300ドル以上下げましても不思議ではありませんが)、明日の日経平均は500円以上急落し、最悪の場合となりますが、1,000円以上下げましても驚きません。