ドイツ銀行株が暴落してきており、昨日も4%を超える下落となり、今年に入っての下落率は40%を超えてきています。
この暴落の原因はこの4月末に予定されています3億5000万ユーロの利払いができるかどうかとなっているのですが、この市場の懸念に対してドイツ銀行はとんでもない発表をしています。
『約10億ユーロの支払い余力がある』
1300億円しか払う資金がないと発表したのです。
この発表を受けて世界中の金融機関がドイツ銀行から資金を引き揚げたり、個人が預金を引き揚げたらどうなるでしょうか?
ヨーロッパ最大規模の銀行であるドイツ銀行が一瞬にして預金払い出し不能となりましても不思議ではない事態になります。
良かれとして発表した数字がかえって不安を高めたもので、折からドイツ国内の政治情勢が混乱に入りつつある中、ヨーロッパ最大規模のドイツ銀行が機能停止する事態になれば、世界中の金融機関も一蓮托生となります。
金融市場がメルトダウンを起こし始めており、日本を含め世界中の銀行株等金融株が暴落してきていますが、今後本格的な市場崩壊が襲うことになるかも知れません。