FT紙は、マレーシアがロンドンに所有する不動産を相次いで売却していると報じています。
マレーシア、特にクアラルンプールでは不動産バブルが発生しており、この資金がロンドンに行き、ロンドンで不動産購入を活発化させていましたが、今や事態は反転し、とにかく急いで売却を行い資金を回収したいとなっているのです。
今世界中で不動産バブルが崩壊しつつあり、特に産油国は原油価格暴落の影響を受けてとにかく売れるものなら売れとなってきていると言われており、付き合っていますスイスのプライベートバンカーのもとに、とにかく10億スイスフラン、円換算で1300億円程の換金依頼が舞い込んできているそうで、しかも2月末という期限が切られており、大急ぎで換金できるものから換金しているとされています。
不動産はすぐには換金できないとなりますが、相場より20~30%下回る価格で売却を進めるようで、これが広がれば当然相場は下がります。
典型的な負の連鎖に入ることになります。
今回表面化したマレーシアによる不動産換金は今後訪れる不動産バルブ崩壊の呼び水になるかも知れませ。