2016年:出版不況 TVぴあ休刊と新聞社の淘汰

投稿者: | 2016年01月06日 10:00

テレビ情報誌の「TVぴあ」が、1月27日発売号をもって休刊すると報じられていますが、1987年創刊となっており、その歴史は30年近くとなります。

休刊の原因は出版不況もありますが、もっと大きい理由はTV不況とも言えます。
見たいテレビ番組がなくなっており、ならばTV情報誌などは必要ないとなってきているもので、TV業界・出版業界・新聞業界揃って不況業種となりつつあり、今やどこが淘汰されるか一部では色々な噂が飛びかっています。

また、新聞ですが、2015年10月時点の総発行部数は2014年に比べ111万部減少の4424部となっており、過去最高の5376万部から950万部減少していると報じられています。

この減少ですが、以下のような状態になっています。

2000年から2005年 -114万部
2005年から2010年 -324万部
2010年から2015年 -508万部

まさに5年単位で見れば減少が加速してきており、このままのペースでいけば2020年には700万部近い減少を見せましても不思議ではありません。

それで今のような新聞社及び販売店が生き残ることが出来るかどうかですが、まずあり得ません。
また新聞業界には「おしがみ」という悪習があり、上記の販売部数もかなり架空の部数が入っているとも見られており、実態は更に悪く、もはや新聞業界は再編やリストラ等が避けられない業界と言えます。

今や電車の中をみましても新聞を読んでいるサラリーマンは殆どおらず、会社内部でも新聞を読まなくても勤務ができるようになっており、情報を求めない社会になってきているとも言えます。

経営基盤が弱い新聞社から淘汰されるはずですが、2016年には新聞社・有力販売店倒産というニュースが駆け巡るかも知れません。