日経は、世界のメガバンク株の時価総額が今年に入り53兆円も消失したと報じています。
一言で53兆円と言いましても、これは日本の国家予算の<半年分>であり、如何に巨額な資金が「消失」したかわかります。
しかも、これは第2次リーマンショックが発生した訳ではなく、年初からじわりじわりと減少し、そしてイギリスのレフェレンダムショックで加速したとなっており、根は深いのです。
金曜日の雇用統計発表明けの株式市場は買われていますが、金融株の根本が変わった訳ではなく、今後折にふれて問題が表面化しては売られる展開のなるはずです。