レフェレンダムショック(株式市場)

投稿者: | 2016年06月25日 06:52

今回のイギリスのレフェレンダムショックでは、世界の株式市場で最も下落した市場は「日本」です。

-7.92% 東証
-6.82% ドイツ(DAX)
-6.24% フランス(CAC)
-3.39% アメリカ(NTダウ)
-3.15% イギリス(FT)
-2.95% ハンセン(香港)
-1.30% 上海(中国)

東証が驚くべき下落を見せているのが分かります。
ではなぜイギリスから最も遠い【東証】がここまで売られるのでしょうか?
答えは簡単です。

外人がポジションを外してきたからです。
東証は、今や<外人による、外人のための市場>になっており、その外人が【東証】から資金を引き揚げたからなのです。

その象徴とも言える動きをした銘柄があります。
日本を代表する超優良企業である【トヨタ】株です。

トヨタ 497円安(-8.66%)

一時は10%を超える暴落を演じ、3年2ケ月ぶりの安値にまで売られていたのです。
天下のトヨタ株が500円を超える暴落を演じるなど通常なら考えられませんが、投げが投げを呼び終値でも500円近い下落を見せていたのです。
個人が1,000株、1万株を売って下落したのではなく、機関投資家から10万株単位の売り物が殺到して下落したのです。
しかも売ったのは外人であり、恐らく海外の年金ファンドが【トヨタ】株を投げてきた筈なのです。

また、以下の株もご覧ください。

ラオックス       -12.79% 終値 75円
ファーストリテイリング -10.38% 終値 26,295円
三越伊勢丹       -9,67%  終値 943円
ソフトバンク      -9.40%  終値 5505円
パナソニック      -8.31%  終値  877円
高島屋         -8.16%  終値  687円

ラオックス以外は国内外の年金ファンド等がどれも組み入れている銘柄であり、本来ならここまで大きく下落するはずがなく、外人が本格的に日本株を外してきたことが上記の銘柄の下落を見ればわかるのです。

外人はアベノミクスの<円安・株高>で十分儲けさせてもらった事を忘れたかのような非情な売りを出していますが、利用するだけ利用してあとは「捨てる」のがこの道のプロと言え、「アベノミクス?そんなのあったか?」となりつつあるのです。

外人が去った東証はどうなるでしょうか?

 

関連する記事

カテゴリー: NEW