羽田空港工事で施工不良

投稿者: | 2016年05月06日 04:46

とんでもない緊急記者会見が行われています。

羽田空港C滑走路の地盤改良工事を請け負っている『東亜建設工業』の社長は施工不良の疑いがあり「時期をみて辞任する意向だ」と発表されていますが、どの報道を見ましてもどの程度の施工不良なのか、そしてそれがどのような影響を与えているのか(または与えるのか)わかっていません。

羽田空港の導入路を走る航空機は、時に接合部分で「ガタン」という物凄い音を立てていることもあり、この部分が沈下しているのかも知れませんが、日本の建設工事会社で空港滑走路建設で問題を起こすような事態はあり得ない話であり、この問題は日本の建設会社全般に波及するかも知れません。

マンション建設でも欠陥・手抜きが見つかり、阪神高速道路建設では橋部分が落下したり、今度の羽田空港での施工不良が発覚したりと、建設関係業界全体に問題が起こっているのかも知れません。

熟練工が退職しうるさく言う「おやじ」がいなくなり現場が弛緩しているのか、それとも待遇も悪い、環境も悪いとなり、結果、現場が手抜きをしても誰も気にしなくなったのかでしょうが、劣化する日本の象徴のような「事例」が今回発覚したのかも知れません。

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