アメリカは日本が本当に核武装する可能性があると考えているかも知れません。
今回、アメリカのワシントンで開かれていました【核保安サミット】で、アメリカ政府は京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)が保管しています研究用の高濃縮ウラン(HEU)を米国に搬送するように求めてきたからです。
これで高濃縮ウランは日本から「消える」ことになります。
アメリカは2018年7月に「改定」されます日米原子力協定を事実上「破棄」する考えであると見てよく、今までは日本が核兵器を作らないための「保証金」の代わりとして高濃縮ウランの保有を認めてきていましたが、今回それを剥奪する訳であり、理屈上は日本はこれで堂々と核兵器用ウランを作りだすことが出来るようになります。
アメリカはすぐに核兵器に転用できる高濃縮ウランを日本から剥奪することで日本が核武装出来ないようにする意図がありますが、反対に日本が再処理工場を稼働させることで独自に高濃縮ウランを作り出すことが出来る訳であり、ならばと今度はアメリカは再処理工場を潰しにかかるかもしれません。
それだけ日本が信用されていない訳であり、表向きは日米は同盟ですが、実際の現場では日本は危険な国として認識されていると言えます。