今回のセブンアイホールディングスの鈴木会長の辞任問題では鈴木会長は長年君臨して絶対的権力を保持してきたと見られていましたが、一昨年から余りにも横暴が過ぎるという声も社内外であったのも事実であり、以下の実態を知った創業者は『鈴木会長のはしごを外した』とみるのが正解かも知れません。
鈴木氏は書店取次店のトーハン出身ですが、セブンイレブンが行っています『街の本屋』でトーハン取り扱いの書籍のみを取り扱うという露骨な¨利益誘導¨をはかったのではないかとも指摘されており、これが命取りになったのかも知れないと一部で囁かれているのです。
まず、セブンイレブンが『街の本屋』をやれば今までの『街の本屋さん』は到底生きて行けません。
ただでさえネット通販で苦境にある本屋さんですが、コンビニが本屋をやれば、今までの本屋さんは消えるしかなくなり、社会の文化的環境が破壊されてしまうことにも繋がるのです。
儲かるから何でもして良いというのは日本社会には相容れないも動きであり、鈴木会長の出身母体への利益誘導そして社会破壊という面が創業者等に伝えられ、これで創業者(持ち株比率10%)が鈴木会長外しに動いたのかもしれません。
「権力は腐敗する」と言われていますが、これは民間でも同じであり、経営者が絶対的権力を持った段階で「終わる」のかもしれません。