トランプ氏支持を表明した元NY市長

投稿者: | 2016年04月09日 10:02

元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏(71)は共和党大統領候補のトランプ氏(69)を支持すると表明しており、このままいけば19日のNY予備選挙でトランプ氏は圧勝するかも知れないとされています。

このジュリアーニ市長はトランプ氏とは大の親友とされており、トランプ氏とは家族付き合いしている中とも言われており、これもあり
以下のような発言をしたと報道されています。

「私の知っている彼は、みんながテレビで見ている男とは違う。彼は紳士で良き父だ」

勿論、トランプ氏の全ての政策に賛同するわけではない、としており、一定の制限はしていますが、この発言で最も重要な点は今我々の前に現れているトランプ氏は、いわば『悪名は無名に勝る』を実践しているのであって、『実際は違う人物である』と述べている点です。
資産6,000億円とも1兆円とも言われる資産を作り上げたトランプ氏は幾度の破産を乗り越えている、並外れた力の持ち主であり、
その人物と悪態をつくトランプ氏とでは相容れないとジュリアーニ氏は指摘しているのです。

アメリカ人は失敗して這い上がってきた人物には好意を寄せる民族であり、これがいわば一種のアメリカンドリームであり、トランプ氏はそれを地で行く人物であるとアメリカ人に認識されているのです。
夢を持つ者はトランプ氏を支持するのがそこにあります。
自分では叶えることが出来ない、自分ではできないことをやってのけることが出来る人物がトランプ氏であり、彼を通じて自分の夢を実現できるのではないか、と思うアメリカ人が多くいるのです。

トランプ氏の演説会場でトランプ反対派を壇上から「つまみ出せ」と言ってのける度量がある政治家は世界には殆どいません。
そのような粗暴な発言もマスコミで「粗暴な男」として取り上げられることを計算して発言しているとすればどうでしょうか?
「メキシコと壁を作りその費用をメキシコに払わせる」と述べて、マスコミはトランプ氏を徹底的に叩きました。
「イスラム教」、「対日本・中国問題」等々それはトランプの政策をマスコミが徹底的に叩き報道していますが、では2番手の候補であるクルーズ上院議員の発言は報道されるでしょうか?
恐らく誰も知らないはずです。
発言しても面白くも何ともないからです。
更に生まれがカナダであり、大統領候補たる資格があるのかないのかという重要な点は今は殆ど言われませんが、最後の段階でこの出生地の問題が炸裂する筈であり、トランプ氏側は今は自分の「暴言」がもっとマスコミに取り上げられるのを狙っているのです。

トランプ氏は政治家らしからぬ人物とも言われていますが、「悪名は無名に勝る」を徹底的に実践しているトランプ氏は政治家、中でも超大物政治家の素質をもっているのかも知れません。

ただいまだに疑問なのは、今の何十億円とも言われる年収を捨てて日本の総理より安月給でいいのだと本気で思っているのかどうかですが、
これは最の最後の段階で分かるのかもしれませんが、仮に選挙で敗れましても何千億円もの価値になる「トランプ宣伝効果」はあったことだけは確かです。

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