2月の消費支出が1.2%増加したと報じられていますが、今年は一日多い2月でもあり、通常に直せば<-1.5%>となり、7ケ月連続で減少したとされています。
また実質収入も<-2.4%>となり、6ケ月連続減少となっています。
日本の消費は今や底抜け寸前にまで落ち込んできており、これは正社員の収入が増えないからであり、更にシャープ・東芝の苦境・リストラや商社の膨大な赤字や日立建機のリストラ等を見れば、消費を控えるのは当たり前となります。
日立建機は、一時は中国ブームで我が世の春を謳歌しましたが、今や利益が激減しており、売り上げは今のところそれほど落ちてはいませんが今後更なる苦境に陥ることが想定されており、残った社員も厳しい状況になるかも知れずこれは他の会社も同様です。
今ある収入がそのまま維持できるかどうかわからないと思う人が多くなりつつある今、日本の消費は今後かなり減少するかもしれません。
一方、日本人の金融資産は1,700兆円を超え史上最高額を更新したと報じられていましたが、今目の前にある日本人の消費不振とは相容れず、一体どちらが本当の姿なのでしょうか?