今や、新興国経済で唯一好調と言われていますインドですが、そのインド経済も急ブレーキがかかっています。
インド政府が発表していますた鉱工業生産指数(1月分)は前年同月比で<-1.5%>となっており、前年割れは3カ月連続となっているのです。
悪化している部門は資本財(企業の投資動向)が20%前後低下し続けているのが原因とされており、これは他の新興国からの受注の減少・輸出の減少が影響しているとみられ、更にはヨーロッパ向けの悪化も原因となります。
世界経済はつながっており、中国もダメ、ブラジルもダメ、ロシアもダメ、南アもダメとなる中、インドだけが好調なはずがないのです。
また、インドでは宗教対立が激化しており、これもあり、インド投資を躊躇する欧米の企業も出てきていると言われており、今度インドから撤退する企業も出てくるかも知れません。
いくら将来性があると言いましても、暴動が発生し、軍隊による救出を受けるところでは安心してビジネスなどできるものではないからです。
アメリカもFRBが利上げを見送りましたが経済の悪化が心配されてきており、日本も日銀が景気判断を引き下げており、
今や世界経済はどこを見ましても不況に陥りつつあると言えるのです。
総額で1,000兆円以上の金融緩和マネー(借金でですが)をばらまいた世界ですが、その効果なく今やデフレ・不況に陥りつつあり、次に何ができるのか?となります。
世界経済は危機モードに入りつつあります。