総務省が発表しました1月の一世帯あたりの消費支出は28万0973円となり、一年前に比べ<3.1%減少>しています。
事前予想は<2.7%減少>でしたので、それよりも減少幅が大きくなっています。
12月と比べでも<0.6%減少>しており、家庭は福袋も言われる程買っていなかったのかも知れません。
最も注目される自動車・住宅等の高額を除いた消費支出は一年前に比べ<-2.8%>となっており、12月と比べても
<-0.2%>となっており、一般家庭が消費を減らしている姿が見て取れます。
昨日の統計では売り手側の不振が明らかになっていましたが、今日の統計では買い手側の不振も明らかになっており、
これで消費が不振となっている実態が明らかになったと言えます。
また、サラリーマン世帯の消費支出は5ケ月連続減少の<-2.6%>となっていますが、その理由の一つに実収入が
<-1.3%>となったことも影響しています。
収入が増えるどころか減っては消費を控えるのも当然だからです。
今、「爆買い」が減りつつある中、日本の小売り業は厳しい状態に追い込まれるかも知れません。