昨夜の世界の株式市場は総崩れなっており、揃って1%以上の下落を見せています。
FT -1.25%
DAX -1.64%
CAC -1.40%
SMI -1.94%
NYダウ -1.14%
原油先物価格が下落したからとも下落の理由が報じられていますが、実際はファンド主導で買いあげてきたもののG20を前に一旦売っておこうとなったもので、原油等の値下がり理由は本当の理由ではありません。
今週に入ってからの売買代金を見れば、日本では月曜日は今年最低を記録する2兆円ぎりぎりとなっており、売り買いとも少なくなっていたのが分かります。
世界中がG20を待ちたいとなっているもので、あとは金曜日のお化粧買いがどうなるか、ということになります。
また為替ですが、ポンド・ユーロが売られており、対ドルでは円が111円台に入りつつあり、今までは111円90銭台に入ってはすぐ112円台に戻していましたが、昨夜のNY市場からは111円台に“滞在する”時間が長くなってきており、徐々に111円台の居心地が良くなってきているようにも見受けられます。
そうなれば111円台から110円突破まであっという間になりますから、G20明けを待って一気に仕掛けてくるのか、それともその前にじり高にもっていき、誰も予想しない金曜日に一旦110円台突破を仕掛けるのか。
ファンド間の駆け引きがこれから激しくなってくるはずです。