急変した収益(神戸製鋼と出光興産)と想定される第2位のリーマンショック

投稿者: | 2016年02月02日 04:49

鉄鋼関係は中国の過剰在庫、原油は原油価格の暴落で関係企業は今や生き残りに必至となっていますが、足元の収益はそれを打ち砕くような悪化をしています。

 

神戸製鋼  2016年3月期 最終益予想 +200億円 変更後の予想 -200億円

アナリストの予想 +214億円

 

出光興産 2016年3月期 最終益予想 +280億円 変更後の予想 -130億円

アナリストの予想 -4億円

 

まさに激変した予想となっています。

また、資源関連では、三菱商事は20%を超える減益となっていますが、コメントでは更なる減額もあり得るとなっており、最悪の場合、赤字に転落することもあり得ます。

積極的に事業を拡大してきた企業は今や収益が激変してきており、目の前の赤字額を見て青くなっている経営者も多くいるはずです。

今はリーマンショックは起こっていないのです。にもかかわらず収益が激変してきており、今後リーマンショックを超える大変動が起こることが想定されており、その時にはいったいどのような収益になるでしょうか?

売上が10%ではなく、20%、30%を超える減少を見せるのが次なるリーマンショックであり、最悪の場合売り上げが50%以上消滅するかも知れません。

企業は今はリストラを急ぎ、不要な在庫を減らし身構える時に来ています。

今の銀行株の急落を甘く見るべきではなく、金融のかなめである銀行株が安値を更新している事態を看過するべきではありません。

おだてられて物凄く規模を拡大したメガバンクが世界中から資金の返済を求められ、一瞬にして資金難に陥ることも十分あり得る事態が今進んでいるからです。

 

 

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