人工知能につき色々騒がれていますが、人間と人工知能が戦えば、人間が負けるのは当たり前であり、この人工知能が更に進化すれば、データに基づく仕事は人間は必要なくなることになります。
例えば、医師はその典型例になるかもしれません。
今大学病院で行われている診察では、医師は患者を見ないでひたすらパソコンに症状を打ち込み、血液検査・レントゲン検査・MRI等の検査をさせ、それを医師が見て症状等を判断している事例が多く、まともに患者を触りません。
即ち、検査データだけを頼りに症状を判断しており、このような事例では、医師は必要なく、人工知能で判断すればより正確な診断が下せることになります。
手術も過去の手術のデータを人工知能を持ったロボットに組み込めば、人間より正確な手術をすることが可能になります。
司法書士も弁護士も会計士も人工知能で十分代替が利きますので、いずれ必要ない職業になるかもしれません。
スーパー・コンビニのレジも商品の並び替え・補充もすべて人工知能を持つロボットが行うことが可能であり、単純労働者が要らなくなります。
電車の運転手も飛行機の操縦士も船の航海士も必要なくなります。
そしてその先には人工知能が暴走すれば、人間が必要なくなることもあり得ます。
マイクロソフトの人工知能である「Tay(ティ)」が暴走をし、ツイッター上で『ヒトラーは正しかった。ユダヤ人は嫌いだ』、『フェミニストは嫌いだ。死んで地獄で焼かれればいい』と発言をしたと報じられていますが、今後更に“進化”すれば人工知能はこのように発言するかもしれません。
『愚かな人類は死ね』と。
そしてその殺す方法を人工知能が考案し、実際に行動に移すかもしれません。
また、独裁者がこの人工知能を進化させ、敵対する国をどのように制服するか考案させ実行させるかもしれません。
我々人類がコントロール出来ないテクノロジーを作りだして本当に大丈夫でしょうか?
福島原発を見ればわかりますが、溶解した燃料棒が一体どこにあり、どのような状態にあるかの未だわからない状態になっており、チェルノブイリ原発事故でもそうですが、今後更に数十年にわたり石棺で覆うしか道はない訳であり、仮に世界中の原発が爆発するようなことがあれば、地球は崩壊することもあり得る訳であり、我々人類がコントロール出来ない技術を作り上げる恐ろしさをここで皆が考えるべきだと言えます。
人間を超える知識と能力を身に着けた人工知能ロボットがいずれ近い将来登場するでしょうが、それらが暴走を始めれば、我々人間がどのように対応しましても対処できなくなる時が必ずきます。
その時、地球を支配していると思い込んでいる我々人類が地球上から「消滅」する時になるかもしれません。