商船三井は2016年3月期の連結純損益を170億円の黒字予想から1750億円の最終赤字に転落すると発表しています。
船舶処分で1800億円の特損計上が響いていますが、 営業損益も予想は50億円の黒字(一年前は172億円の黒字)だったものが、50億円の赤字となっておりまさに激変しているのが分かります。
営業利益推移
172億円の黒字>50億円の黒字予想>50億円の赤字予想
売上高も5%減少となっており、従来予想の3%減少より悪化しており、経営環境が劇的に悪化してきているのが分かります。
またバルチック海運指数は更に下落し、3.56%下落の325となってきています。
巨大船舶会社は原油安の恩恵はありますが、それより運ぶ荷物がなくなってきており、今後淘汰される海運会社も世界中で出てくるはずです。
時代はまさにサバイバル時代に入ってきており、来たる金融恐慌に備えた会社だけが生き残ることになります。