トランプ大統領は一貫してイランとの核合意を認めない立場を表明しており、今般合意破棄を示唆する発言をしていますが、この【イラン核合意】は、《イラン》と《アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、ドイツ》という主要6カ国と結んだ合意であり、アメリカが一方的に破棄出来るものではありません。
昨日、イギリス、フランス、ドイツ首脳は連名で以下のような声明を発表しています。
【イランが合意事項を順守していると国際原子力機関が繰り返し確認しており、核合意はイランの核計画が軍事転用されないことを確実にする重要なステップである】
また、核合意調整役のEUのモゲリーニ外相は、怒りを込めて以下の発言をしています。
【いかなる国の大統領も核合意を終わらせる権限はない】
トランプ大統領はアメリカは偉大な国であり、何でも出来ると錯覚していますが、アメリカは第二次世界大戦後の戦争では一度も勝利していない『負け犬』であり、『負け犬』は吠えて存在感を知らしめるが、本当の強い犬は黙って最後の段階で一気に恫喝してことを終わらせるとロシアの外交官は述べていたことがありましたが、今のトランプ大統領は吠えまくっており、あたかも小型犬がキャンキャン吠えているようにも見えます。
トランプ大統領が吠えれは吠えるほど、アメリカへの嫌悪感が増すことに気づいていないトランプ大統領は今や冷静さを失いつつあるのかも知れませんか、問題は今のトランプ政権を支える骨がすかすかになっていることであり、そのような中、ティラーソン国務長官が辞任するようなことになれば、すかすかの4本柱の一本が消える訳であり、一気にトランプ政権が崩壊するかも知れません。
その前に、今のトランプ政権を支える”軍事マフィア”が最後の利権を得ようてして、ベネズエラやイランに軍事行動を起こすかも知れませんが、トランプ政権下で最も力を持っているのは軍人であり、言い換えれば、トランプ政権は今や軍事政権とも言える状態にあると言えるのです。
軍がクーデターなしにホワイトハウスの実権を握ったとみれば、今のトランプ政権が良くわかります。
日本はアメリカ軍事政権に組み込まれつつあるということを誰も指摘しませんが、日本は『不沈空母である』と言われたことを思い出すべきなのです。
アメリカ軍事政権に従って日本は大丈夫でしょうか?