イランとロシアとの関係がここまで深まっていると象徴付かせる発表がイラン国営TVよりありました。
ロシア製の最新鋭地対空ミサイルである《S300》がイランに供与され、イランの重要核施設であるフォルドゥに配備されたと発表されているのです。
このミサイルはアメリカの最新鋭のミサイル防衛システムをも通過する能力を持っているとされており、シリアでも実戦配備・使用されている最新鋭のミサイルであり、今回のイラン配備でサウジアラビアに配備されたりトルコに供与されるようなことがあれば、アメリカの中東支配は終わります。
また、このミサイル購入費用は一体どこから捻出されたのでしょうか?
オバマ大統領が自分のレガシー作りのためだけに決断した「イラン核合意」で西側がイランビジネスに殺到していますが、その中から支払われたことは明確であり、クリミア併合によるロシア制裁が事実上骨抜きにされたことを意味しています。
また、このイラン核施設へのミサイル配備はイスラエル対策と報じられてもいますが、イスラエルとロシアとの関係を見ればあり得ない話であり、全くピントがずれています。
今、イスラエルはアメリカ・オバマ政権と喧嘩をしていますが、そのイスラエルがロシアと関係を構築しているというのは公然の秘密であり、そのロシアが配備したミサイルをイスラエルが攻撃するでしょうか?
あり得ません。
ではイランはどこからの攻撃を想定してロシア製最新鋭ミサイルを配備したのでしょうか?
アメリカです。
「イラン核合意」がアメリカをたぶらかすための合意であったと分かった時、アメリカがイランの核施設を攻撃するのを防ぐための役割なのです。
この点はまたいずれ詳しく「非公開情報」として解説させて頂きますが、イランにまんまと一杯食わされた<アメリカや西側>は今投資しているお金がすべてイラン宗教指導者達やイランマフィアやロシアに吸い上げられ、一円も戻ってこないと分かった時、このブログを読み返しましてもすべては手遅れとなります。
ロシアを甘く見ると命取りになることを肝に銘じておくべきだと言えます。