MRJが2日連続して不具合が生じ名古屋空港に引き返すという事態に陥り、今後の再飛行のスケジュールは未定となっています。
今まで遅れに遅れているMRJですが、アメリカでの2500時間の飛行がなければ型式証明が取れず、商用飛行機として販売が出来ない事態に陥ります。
今でも第1号機のデリバリーはギリギリですが、今回の不具合で更に遅れるようなことがあれば、世界的に信用をなくし開発中止という事態に追い込まれることもあり得ます。
今回の不具合は2日とも空調部門となっており、高度を上げて空調に不具合が生じており、根本的な機体の欠陥となっているのかも知れません。
通常一回目の不具合を修理すれば、2回目は同じ不具合は生じないものですが、今回は2回連続同じところで不具合が発生しており、事態は深刻かも知れません。
このMRJジェットの競合相手はブラジル・カナダ・中国と多く、ここにきての飛行中断という事態は、ライバルからすれば格好の攻撃材料となります。
果たしてMRJは商用飛行機として空を飛べる時が来るでしょうか?