日本外交の失敗(やってはいけない非礼)

投稿者: | 2016年08月10日 01:21

昨日、日本の岸田外務大臣はとんでもない「非礼」を演じ、今後日中関係は最悪の事態に陥るのは避けられないことになります。

中国の程永華駐日大使との会談を<8分>遅刻したのです。
国連常任理事国である、誰もが認める大国である中国の特命全権大使を待たすということがどのような意味を持つか、岸田外務大臣はわかっていないとすればとんでもないことであり、相手を待たすという、どのような事態でも決してやってはいけない「喧嘩手法」を使ったことになります。

しかも<8分>という、中国人は<8>という数字を縁起のよい数字としてみており、この縁起のよい数字を使ったとなりますと怒りは半端なものではなくなります。

日本人は礼節を重んじる国であり、どのような事態になろうとも相手には礼節を持って接するという伝統がありますが、今回の遅刻はその日本人の伝統を踏みにじる無礼であり、外交的にあり得ない行為と言えます。

今回の会談は中国の尖閣諸島海域での領海侵犯に対する抗議なはずであり、ならば余計に毅然とした態度で抗議を行うべきであり、相手に突っ込まれるような態度をとるべきではないはずなのです。

今後、中国は日本の駐北京特命全権大使を中国外交部(外務省)に呼びつけ、今回の遅刻につき非礼であると抗議した場合、何と応えるのでしょうか?

「オタク(中国)が領海侵犯するから抗議の意味を持って遅刻した」と返答するのでしょうか?
そのような返答をすれば、国際的に笑いものになりますし、かといって特命全権大使、即ち、天皇陛下のご名代が詫びるということも出来るものではありません。
外務大臣の代わりに天皇陛下のご名代である特命全権大使が詫びるということになれば、外務大臣は当然「くび」となりますし、安倍総理もただではすみません。

中国外交部は今頃どのような形でこの「非礼」を利用しようかと色々考えているはずであり、領海侵犯への抗議という次元からずれてしまい、日本外交は打つ手なしという事態に陥る可能性が強くなったと言えます。

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