予てからマネーロンダリング・横領疑惑が噂されていましたマレーシアの国営投資企業【1MDB】(総資金規模65億ドル:7000億円)ですが、アメリカ司法省は、10億ドル相当の資金・資産差し押さえを求めて連邦地裁に提訴したと報じられていますが、ここに登場する人物は、ナジブ首相の妻である「ロマス夫人」、謎の若手実業家「Mr.ジョー・タク・ロウ氏」(1981年生まれ)、リザ・アズジ氏(ナジブ首相の義理の息子)となっており、ナジブ首相がターゲットになっているのが分かります。
この問題は世界最大の金融スキャンダルに発展する可能性があると言われており、アメリカ・スイス・UAE・シンガポール・香港が絡んだ世界的スキャンダルに発展するかも知れませんが、報道されている疑惑だけでとてつもない金額となっています。
1)ナジブ首相(ロマス夫人)への資金移動 :6億8100万ドル、円換算で700億円
2)ジョー・ロウ氏への資金移動 : 10億ドル以上、円換算で1000億円以上
これらの資金はスイス銀行のシンガポール支店、マレーシア国内企業の口座等を迂回していたとされており、UAEのアブダビにあります政府系投資会社「アアバー投資会社」も資金移転に関係しているとされており、更にはこの【1MDB】資金調達を担ったアメリカ上場の超有名投資会社が一役買っていると噂されており、特にこの投資会社が演じた役割は大きいとみられており、この投資会社が”共犯”として摘発されれば世界の金融市場に大激震が走ります。
(ここではあえて名前は伏せます。既にカラ売りが入り始めており、情報通はカラ売りをして株価暴落を待っているかも知れないからです)
果たしてどこまでこの疑惑が追及されるでしょうか?
既に、このロウ氏が購入した絵画(バスキア・ピカソ・モネ)が投げ売りされているとの噂も出てきており、
資金の逆回転が始まっていると言えます。