トルコのクーデター

投稿者: | 2016年07月16日 08:33

今、ヨーロッパは揺れており、これは以前ヨーロッパの外交官が述べていましたが、「ヨーロッパは暗黒の時代に戻る」ということになるのかも知れません。

今回のトルコのクーデターは、トルコ自身はヨーロッパの境とも言え、純粋にヨーロッパではありませんが、
トルコは米軍の基地があり、いわば西側陣営でもあり、日本も色々な経済関係を持っており、そのトルコでクーデターとなれば、背後にイランやロシアがいるのかどうかということも考えられ、仮にイランがいるとなれば、
イラン制裁を解除したオバマ大統領への批判が高まることもあり得ます。

トルコはイラクのクルド人地区への関与やシリアにも介入しており、いわば中東の「暴れん坊」とも言える存在であり、そして表と裏の顔は180度違っており、そのトルコでクーデターとなると一番焦るのは裏交渉を暴露されることを恐れるアメリカ等西側となります。

経済援助を名目に莫大な裏工作資金がエルドアン政権側に流れており、これが暴露された場合、スノーデン事件とは比べ物にならない打撃をアメリカ等は受けることもあり得、今度今回のクーデターの首謀者を突き詰め、
関係を構築する動きに入るはずですが、仮にイランが裏にいれば極めて難しい事態になります。

フランスニースでのテロ、イギリスのEU離脱等もあり、ヨーロッパは今揺らいでいます。

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