今回の参議院選挙結果をよく分析しますと、〈自民党＋公明党＋その他〉を加えれば３分の２を超えており勝ったと言えますが、自民党単独では、２７年ぶりに期待されていた単独過半数には達しておらず、必ずしも自民党が勝利したとは言えない結果と言えます。
今回の結果で憲法改正発議が出来るとなっていますが、自民党単独過半数を獲得していれば何ら問題なく出来たはずですが、そこまでの力はなく、
ここで仮に自民党が強行に出れば国会は大荒れになり、高転び状態になるかも知れません。
それにしましても野党はどうしようもなく、特に民進党（旧民主党）はもはや野党最大勢力を維持できるかどうかという次元となってきており、このままいけば分裂を繰り返し、弱小政党になり下がることになるかも知れません。
かつては自民党の「ドン」とも言われ、権力をほしいままに操った小沢氏の今の姿は、今後の民進党幹部の姿かも知れません。