ロシア :① ウクライナとジョージアの将来的なNATO加盟を巡る2008年の決定の無効を要請。
②NATOがロシアと国境を共有する国に兵器を配備しないとする確約を要請
NATO : NATOとウクライナの関係はNATO加盟国とウクライナによって決定されるべきものでありロシアの干渉は受け入れれない
全く水と油の対応になっており、年明けにロシアがウクライナに軍事侵攻する可能性が強くなってきたと言えます。
*バイデン大統領はこの17日から原油戦略備蓄を放出し始め、年明けから本格的に放出するとしており、その時期にロシアが軍事侵攻すると読んでいるのかも知れません。
この軍事侵攻ですが、現在のロシア兵が10万人弱とされている中、陸軍・空軍併せて17万人まで増やして侵攻するとも言われており、かなり大掛かりの軍事侵攻となりますが、これに対してアメリカは軍を送らないとしており、NATOも軍事対応はしないとなっており、事実上、ウクライナを見捨てる形となっています。
勿論、徹底した経済制裁をするとアメリカもNATOも警告をしていますが、有効な経済制裁など打てるはずもなく、反対に返り血を浴びて腰砕けになるのは目に見えています。
この経済制裁ですが、日本がどうするのか、となります。
その前に、岸田総理は北京オリンピックに閣僚を派遣しないとするのでしょうが、そうなれば中国は猛反発するでしょうが、林外務大臣は中国から北京での外務大臣会合を招待されて、舞い上がってしまい、その事実を暴露したことで、外交センス全くない政治家が分かり、今後北京での外務大臣会合にのこのこと出かけていくようなことがあれば、それこそアメリカから大ひんしゅくを買うことになり、岸田総理が求めている年内訪米などあり得ないとなります。
外交と戦争は裏表とマンスリーレポートにて解説しましたが、米中関係、米ソ関係が、そのようなぎりぎりの状態にあるということを日本は理解していないとすれば、これは今後日本外交は悲劇的結果を生むことになります。
ロシアが日本に求めていることを日本側が理解出来ていない中、日ソ関係もまた最悪の状態に陥ることになるかも知れません。
ロシア側から日本の外交的カウンターパートに仲介を依頼したようですが、官邸は官邸外交に固執しており、必要ないとしているようで、このままいけば日ソ関係は最悪の事態に陥ることになりかねません。
日中関係 ➡最悪の事態も
日ソ関係 ➡最悪の事態も
日米関係 ➡最悪の事態も
何も出来ない岸田外交が立ちすくみ、外交が破綻すれば、世界の3大大国との関係が最悪となりかねず、そのような中で日本がどのような立ち位置でやっていけるのか、となります。