5月の機械受注統計が発表され、4月に比べ<-1.4%>の7850億円となっています。
事前予想中間値は<+2.9%>でしたので真逆の結果となっています。
そしてこれは一年前に比べ、11.7%も減少していると発表されているのです。
これを受けて政府は以下のような判断修正を行っています。
今まで : 持ち直しの動きがみられる
今回 : 足踏みがみられる
判断を<下方修正>しているのです。
今回の発表で注目されるのはその内容です。
製造業 -6.4%
非製造業 -0.3%
揃ってマイナスに落ち込んでおり、今や日本の景気は製造業・非製造業問わず、悪化してきている現状があるのです。
帝国データバンク等民間の調査でも日本の景気は悪化となっており、今後日本企業の業績下方修正・赤字転落が相次ぐことになるでしょうが、それでも株を買い上げることが出来るでしょうか?
今回の設備投資不振は個人消費不振が表面化しつつある中、日本の景気底割れが迫っていることを示していると言え、危険な状態にあると言えます。