一年前に比べ11.7%も減少した機械受注と下方修正された景気判断(設備投資不振)

投稿者: | 2016年07月11日 12:32

5月の機械受注統計が発表され、4月に比べ<-1.4%>の7850億円となっています。
事前予想中間値は<+2.9%>でしたので真逆の結果となっています。
そしてこれは一年前に比べ、11.7%も減少していると発表されているのです。

これを受けて政府は以下のような判断修正を行っています。

今まで : 持ち直しの動きがみられる
今回  : 足踏みがみられる

判断を<下方修正>しているのです。

今回の発表で注目されるのはその内容です。

製造業    -6.4%
非製造業   -0.3%

揃ってマイナスに落ち込んでおり、今や日本の景気は製造業・非製造業問わず、悪化してきている現状があるのです。

帝国データバンク等民間の調査でも日本の景気は悪化となっており、今後日本企業の業績下方修正・赤字転落が相次ぐことになるでしょうが、それでも株を買い上げることが出来るでしょうか?

今回の設備投資不振は個人消費不振が表面化しつつある中、日本の景気底割れが迫っていることを示していると言え、危険な状態にあると言えます。

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