今年4番目の売買代金の低さと倒産株価に近づくラオックス

投稿者: | 2016年06月22日 06:08

日経平均は100円余り下落し、一時は16,000円を下回っていましたが、引けでは何とか16,000円台を確保しています。
値下がり銘柄数は1433銘柄、値上りは411銘柄とほぼ全面安に近い相場となっていましたが、売買代金は1兆7038億円と今年4番目に少ない売買代金となり、超閑散となっていました。

イギリスの国民投票を控え、機関投資家が大きく動けない状態になっているもので、今は「休むも相場」となっているのです。
ところが、そのような中、徐々に危険な株価になってきている「爆買い関連株」があります。

ラオックスです。

今日は84円で終わっており基準の100円から更に引き離されており、このままいけば50円に「戻る」こともあり得る状態になっています。

ラオックスは2014年8月には50円だったものが2015年7月にはなんと564円まで急上昇し、10倍化を達成した株だったのです。
それが2016年6月には80円まで値下がりしており、2年もしない間に暴騰・暴落を繰り返すという個人の目先筋には”たまらない株”になっていた
ものですが、爆買いが終わりつつある今、元の水準に里帰りしつつあると言えるのです。
そして、今後、仮に業績の赤字等の予想が出てくれば株価は50円を下回りましても何ら不思議ではなく、そのまま「終わる」という事態もあり得ます。

中国人の家電等の「爆買い」が終わりつつある今、免税店を拡充したところは閑古鳥が鳴いており、いずれ撤退するところも出てくるでしょうが、体力のない企業は撤退費用がねん出できず悲惨な状況になるかも知れません。

ラオックスが生き残ることが出来るかどうかですが、どこかが救済するしかないかも知れませんが、今の状況で果たして救済合併をするところがあるでしょうか。
マスコミの「爆買いムード」に踊った企業は今、酔いからさめて青くなっているこころも多くあるはずです。

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