国内TV液晶からパナソニック撤退

投稿者: | 2016年05月31日 10:39

パナソニックは国内の液晶TV生産から全面撤退すると報じられています。
姫路工場で生産しているTV液晶パネルですが、2012年3月期には765億円の赤字を計上しその後も赤字となっており、9月末で全面的に生産から撤退するとなっているのです。

これで日本国内でTV用液晶を生産する日本メーカーは台湾メーカに買収されることになっていますシャープのみとなりますが、そのシャープも今後はどうなるかわからず、最悪の場合TV用液晶生産は日本からなくなることになるかも知れません。
 
これでJAPAN液晶は「消滅する」ことなり、今後主導権は海外メーカーに握られることになりますが、円安が仮に進めばそれだけ輸入コストが上がる訳であり、そうなればTV価格が上がりますが、消費が落ち込んでいる中にありおいそれと値上げなど出来ません。

日本の製造業の衰退が物凄い勢いで進んでおり、気がつけばかつてのアメリカのような惨状を示すことになるかも知れません。
アメリカはかつて海外に企業が逃げていき国内産業の空洞化が進み、地方などは廃墟となった工場があちらこちらに見られ街が死んでしまったところも多く出てきていました。

同じような状況が今日本でも進んでおり、日本はアメリカより更に悪いのは少子高齢化により若者人口が減り続けており良い若者を採用出来なくなってきている
にあります。
優秀な若者労働者を採用出来ないで困っている企業が増えてきており、これは東京でも地方でも同じであり、結果企業活動が出来なくなりつつあるのです。

今回のパナソニックの国内液晶TV生産からの撤退は、国内製造業の衰退を今後更に進めることになるかも知れません。

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