中国人民銀行が人民元の対ドル相場を0.45%安の一ドル6.5784に設定し、これは2011年2月以来の安値となっています。
人民元だけを見ますと中国は5年前の水準に戻っていることになります。
中国人民銀行は最近は介入をせず人民元安に誘導していると市場関係者は見ていますが、円安も進んでおり、市場はドル独歩高になりつつあり、これはアメリカ一人勝ち政策になりますが、問題はどこまで市場がドル高を容認するかとなります。
何故なら、ドルが上昇すればする程、アメリカ企業の競争力は落ちていきます。
その競争力低下の中にFRBは利上げをするとなっており、これは極めて危険な行為となります。
金融緩和が市場の緊張を弛緩させていますが、リスクは日々高まってきており、近々にリスクが噴き出すかも知れません。