今回の伊勢志摩サミットとは極めて異例のサミットだったとは日本では多く報道されていません。
ファーストレディー外交
G7首脳でファーストレディーは一体何人いたかです。
新人のカナダのトルドー首相夫人だけだったのです。
EU大統領夫人もいましたがG7加盟国ではありません。
通常の持ち回りサミットで1名しかファーストレディーが来なかったのは恐らく過去例がないのではないでしょうか?
そこで注目されますのは来月開催されます中国でのG20サミットです。
このG20サミットで一体どれだけのファーストレディーが集まるのかなのです。
ある情報では少なくとも13ケ国のファーストレディーが集まると言われており、更に上積みを中国は狙っており、目標は15ケ国以上となっているようで、ファーストレディー外交を華々しく世界にアビールするとも言われているのです。
首脳外交はどのみち大した成果はあげられないのは明らかであり、ならばファーストレディー外交でサミットを盛り上げようとなっているのかも知れませんが、そうなれば今回のG7サミットととの差が歴然としますので、中国としては¨してやったり¨となります。
先日の香港滞在中に香港財閥の幹部に伊勢志摩G7サミットに中国が呼ばれなかったことを質問しましたが、返事は¨ロシアも来ていないし(意味がない)¨と口を濁していましたが、来月の中国でのサミットもあり言いたくても言えなかったのかも知れません。
また香港については一国一制度より一国2制度が中国にも香港にもメリットがあると述べていましたが、さすが実利を重んじる香港財閥人だと思ってもいます。
また一部で言われています香港ドルを廃止して人民元に統一するとの話は言下に否定していました。
アメリカの陰謀だと。
今世界はアメリカをはじめとするG7を中心に動いているとみるのか、それとも中国・ロシアを中心とした第3世界を中心として動いているのか見方は別れますが、同盟国対非同盟国と言った昔の対立に戻っていくのかも知れず、その意味でも来月のG20サミットは注目されます。
今のアメリカの大統領選挙を見れば明らかにアメリカの国力は低下しており、あてにはなりませんし、また中国・ロシアを見ましても自由主義ではなく、あてにはなりません。
即ち、世界はあてにならない巨大国しかいない状況になっており、混沌とした状況にあると言えるのです。
今は金融緩和もあり経済が落ち着いていますので明確には混沌は見えませんが、至るところに綻びが出て来ているのは明らかであり、この綻びが巨大化した際には、世界は大混乱に陥り、それが第二のリーマンショックになります。