木曜日の日経平均は15円余り上昇して引けていましたが、売買代金は1兆8343億円となり、これで6日連続して2兆円を下回ったことになります。
木曜日 売買代金 1兆8343億円
水曜日 売買代金 1兆7826億円 *出来高は今年2番目の少なさ
水曜日は日中の上下が僅か75円余りしかなく今年最少になっていましたが、下がれば公的資金等の買いが入りますので動きようがない状態になっているのです。
また、この2日間の日経平均の動きを見れば個人が「やられている」姿が分かります。
水曜日 始値 16,764円
終値 16,757円 (始値より7円下落)
木曜日 始値 16,927円
終値 16,772円 (始値より155円下落)
2日連続して終値が始値より下回っているのです。
即ち、個人が良く注文を出します「寄り付きの成り行き買い」で買った個人は2日連続で「やられている」状態になっており、場味が極めて悪化していると言えるのです。
今日は金曜日であり「買い上げ」が入っても不思議ではありませんが、問題はサミット後の相場をどう見るかによって変わります。
財政出動を求める日本に他国は時期尚早となっており、ここでズレが表面化してきており、今後、このズレが波乱要因になっても不思議ではないからです。
今日、金曜日の日経平均は買い上げが入り支えられるのか、来週からの円高を想定しここは売りから入るのか、見ものだと言えます。