崩れる日本品質

投稿者: | 2016年05月27日 08:48

最近、日本の「技術」につき、疑問が出てくるような事例が相次いで発覚していますが、東北新幹線の荒川橋梁工事で以下のような「問題」が発覚したと報じられています。

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打ち込んだ鉄板117枚、橋脚工事で引き抜けず

東鉄工業(東京都新宿区)は24日、東北新幹線の荒川橋梁きょうりょうで行った橋脚の耐震補強工事で、工事の際に地中に打ち込んだ鉄板の一部を撤去していなかったと発表した。

橋脚の耐震性に影響はなく、JR東日本は東北新幹線などの運行に影響はないとしている。

発表によると工事はJR東日本が発注。2015年5月までに行われ、8本の橋脚(幅約17メートル、厚さ約5メートル)に厚さ20センチの鉄筋コンクリートを巻き付けて補強した。その際、水をせき止めるなどの目的で計1539枚の鉄板を地中に打ち込んだが、このうち117枚が引き抜けなかったという。
今年4月に東鉄工業に情報提供があり社内調査をしていた。

JR東日本は、残された鉄板をすべて引き抜くよう東鉄工業に求めた。

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引き抜けなかった理由は不明で、耐震にも影響はないとのことですが、なんでこんなことが起こるのか、となります。
羽田空港での液状化防止工事ではとんでもない欠陥工事が発覚し、他の空港・港湾でも問題が発覚しており、一体日本の工事は
どうなっているのかとなります。

<報道>
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成田国際空港会社(NAA)は26日、東亜建設工業(東京都新宿区)などの共同企業体に発注した千葉港(千葉市)の護岸耐震補強工事で、施工不良があったと発表した。

東亜建設工業から25日に報告を受けたという。NAAは「詳細は確認中。安全性に問題はないと思われる」としている。

施工不良があったのは、航空機燃料を積んだタンカーが接岸できるようにするための工事で、工期は2014年8月~17年3月。報告を受け、工事は26日から中断している。

同じ工法で行われた羽田など3空港の滑走路の地盤改良工事で、東亜建設工業が施工不良を隠蔽していたことが明らかになったため、NAAが自社発注工事について同社に調査を求めていた。同社広報室の担当者は取材に対し、「詳細は調査中で話せない。施工不良解消のための工事は誠意をもって対応したい」と話した。

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昔から「手抜き工事」や「おから工事」はあったようですが、上場会社が絡む問題工事はまずなかったはずであり(このため、上場会社が手掛ける工事は費用が高いといわれてきていたのです)、それが今や連日のように欠陥・問題工事が報じられている有様は、今やデフレが進み、利益を上げるためには少々の手抜き・欠陥は仕方がないとなりつつあるのかもしれません。

日本品質が今や幻になりつつあるのかもしれません。

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