台湾のホンハイによる買収が決まっている【シャープ】ですが、最後の段階でちゃぶ台返しが待っているかもしれません。
一株88円
これがホンハイによる【シャープ】への「投資」価値となりますが、【シャープ】は事実上債務超過に陥っており、実際の価値は限りなく<0円>どころか価値はなく、事実上無価値である【シャープ】株に対してホンハイが88円も払うのかどうかとなるのです。
また、今回の「投資」契約では、ディスプレイ分野だけを買い取るオプションがついていると報じられており、これが意味するところは、今回の「全体投資」を破棄して、1,000億円規模の「ディスプレイ分野」だけをサラっていくこともあり得るとなり、大方の社員は解雇されるということになります。
今の経営陣・社員が一株88円より高い価値を生み出すことができるのかどうかですが、櫛の歯が欠けるように社員が辞めていっているといわれる中、果たしてどうでしょうか?
ホンハイによるとんでもない投資だったと分かった時には、株主も従業員も取引会社も何もできません。
「その時」に備えた準備だけはしておいて損はないといえます。