娯楽番組化していますアメリカ大統領選挙ですが、オンライン賭けサイト「プレディクトイット」によれば今の確率は以下のようになっています。
ヒラリークリントン氏勝利 61%(65%より低下中)
ドナルドトランプ氏勝利 40%(34%より上昇中)
一般にはヒラリークリントン氏が圧倒的に有利という解説がされていますが、「かけ率」上はかなり拮抗しており、メールゲート事件で事情聴取が行われた場合、ヒラリークリントン氏の勝利確率は50%以下にまで落ち込み、トランプ氏と逆転することもあり得ます。
メールゲート事件はヒラリークリントン氏の政治家としての資質が問われているもので「誠実さにかける」と言われるようになってきていますが、FBIの尋問で証拠のメールを突き付けられた場合、何と答えるのかとなり、下手をしますと「偽証罪」に問われることになるかも知れず、そうなれば大統領選挙どころではなく、「政治家として引退すること」で司法取引をして捜査が終わるというシナリオも出てくるのです。
また、トランプ大統領誕生という本人も驚くような結果になる可能性が出てきていますが、また一説ではトランプ候補があえて「自滅」して大統領候補から撤退するという選択肢もあるとも言われており、ルーレットで言えば、赤が「ヒラリークリントン氏」、黒が「ドナルドトランプ氏」となり、全ての客が「赤」か「黒」にかけている中、誰も掛けていなかった「大穴」である「ゼロ」に玉が入ることになり、掛けた客すべてが損をするという事態になるかも知れません。
娯楽番組とギャンブルを兼ね備えたアメリカ大統領選挙は、アメリカ人にとり、ラスベガスに行くより楽しめる事態になりつつあるのかも知れません。