今日の日経平均は518円安、率にして3.11%安で終わり、16,000円台を確保して終わっていますが、消費関連銘柄は軒並み4%を超える急落を演じていました。
三越・伊勢丹 -4.56%(終値 1,130円:年初来安値更新)
高島屋 -4.46%(終値 771円:年初来安値更新)
ファーストリテイリング -4.25% (終値 27,945円:年初来安値まであと5.8%)
三越・伊勢丹と高島屋が揃って年初来安値更新となっており、高島屋は4月13日につけました年初来安値である803円を大きく割り込んで引けています。
まさに<勝ち組>消費関連銘柄の代表格が揃って年初来安値にまで売られるという展開になっており、今、投資家が如何に消費が弱いか危惧しているのが分かります。
株が下がれば、日本のGDPの6割を占めると言われる消費が不振となっている中、株を所有する年配層は逆資産効果で消費を控えることになり、今までアベノミクスで資産効果があったと言われる中、今、それが逆回転をしてきており、高級品を売るデパートの業績が不振になるとみられているのです。
更には「爆買い」もピークを過ぎており、今後円高もあり「爆買い」が漸減していくとなれば、デパートは構造不況業種に入りましても何ら不思議ではありません。
デパート業界の<勝ち組>になるためには、一歩前に進んだ商品を取り扱う必要があり、今後その<商品企画力>の勝負となります。
果たしてデパートが全滅するのか、それともごく一部の富裕層向け商品を充実させて生き残ることが出来るデパートが出てくるのか。
この半年以内に決着がつくといえます。