日経平均は16,000円台を守るための買い支えが何度も入り40円安の16,123円で終わっていましたが、安値は16,029円まで売られていました。
(先物終値は130円安の16,050円)
東証一部の時価総額は500兆円を割り込み495兆円余りとなり、日経平均下落よりインパクトが大きかったと言えます。
これは時価総額の大きい大型株が売られたためでその代表格は【トヨタ】となり、146円安(-2.53%)の5605円で終わり、一時は5590円まで下落し年初来安値を更新していたのです。
また、消費関連銘柄では【高島屋】がありますが、880円(-29円:-3.19%)となり、年初来安値を更新していました。
この【高島屋】株は2014年には安値830円、高値1071円、2015年には安値908円、高値1265円を付けており、今年2016年は高値1070円、安値882円となっており、今日終値でも安値を更新してきています。
自動車・デパートの勝ち組が揃って安値を更新したということをどのように判断するのかになりますが、一言でいえば「消費不振」と言えます。
投資家が日本の消費に対して悲観的になり始めたと言えますが、問題は今後更に消費不振が拡大していくことにあります。
即ち、下げ止まりの切掛けがないということになるのです。
株価は半年先を読むと言われており、これから日本の消費が底抜けることになるかも
しれません。