ギリシャ債務危機が再燃し始めており、7月の債務返済ができない事態になりかねない状況になっています。
また、EU等に対して強硬姿勢を見せて一時は60%を超す支持率を集めていたチプラス首相も、EUの政治家達にまるめ込まれたとなりつつあり、国民からすれば「裏切り」となり、支持率も20%前後にまで落ち込んでおり辞任要求がつきつけられています。
今議会で審議されている改革案は、国民に更なる負担をさせる内容のオンパレードとなっており、国民からすればチプラスの「裏切り」そのものであり、今後このまま議会に上程されている改革案の本格的な審議が始まれば、大規模なデモやゼネストが起こる可能性もあり、ギリシャは大荒れとなりかねません。
今、ギリシャが反EU政策をとれば、押し寄せてくる移民・難民を全てヨーロッパに送り出す政策をとることもあり得、閉鎖される国境付近で大混乱が起こるかも知れません。
ギリシャが反EU政策をとりEUから離脱するとの意向を固めれば、移民・難民問題は新たな危機を迎えます。