三菱自動車の株価は9.58%急落の434円で終わっていますが、併合前の昔の額面50円(1,000株単位時代)であれば(現在は100株単位)43円となり、額面割れとなります。
即ち、倒産株価ということになり、三菱自動車発足時に一株50円を払い込んで株を引き受けた創業時の株主が「損」をする事態になっているのです。
天下のスリーダイヤの会社がまさかの額面割れとなっていますが、それだけ機関投資家は怒っている訳であり、今後どこまで叩き売られるか誰もわかりません。
既報の通り、三菱グループは、皆、経営的に厳しい状態に陥っており、三菱自動車救済のためにグループで最大数千億円単位のお金を出すことは可能かどうかという事態になっており、最悪の場合も想定して機関投資家は三菱自動車株を売却していると言えます。
実際の損は数百億円となり、直接的な資金面のひっ迫はさほどないかも知れませんが、今後赤字経営に陥り自主経営が出来ない事態になるかも知れず、それを見越して株を売却しているのかも知れません。
事実上の額面割れを見た三菱自動車は厳しい道を歩むかも知れません。