メルケル首相率いる保守系与党連合「キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)」の支持率が2ポイント低下の34%となり約4年ぶりの低水準となったと報じられています。
連立を組む与党・社会民主党(SPD)の支持率も2ポイント低下し21%となっており、いまだ与党で55%と多数を占めていますが、移民受け入れ反対を唱えています「ドイツのための選択肢(AfD)」が3ポイント上昇の14%とじわりじわりと上昇しています。
今やメルケル首相では勝てないという意見が与党で広がっているとされており、サミット常連のメルケル首相は今回の伊勢志摩サミット参加が最後となるかもしれませんし、スキャンダルとEU離脱国民投票を控えているイギリス首相も同じあり、下手しますとドイツ・イギリス両首相とも伊勢志摩サミットに来れない事態になるかもしれません。
ドイツ・イギリスとも、パナマ文書問題、ギリシャ支援問題、移民・難民問題、イギリスのEU離脱問題が佳境に差し掛かるそのような時期に地元ヨーロッパを離れサミットに出れるはずがないからです。
また、ドイツの外相が専用機の整備トラブルで来日が遅れましたが、第2次世界大戦時、日本と同盟関係を結び戦敗国としての立場があり、かつ原爆投下された場所で開催される「広島」外相会談に参加するというのはどうかと色々憶測があったのも確かであり、
今回のサミット開催は一筋縄ではいかないかもしれません。