アメリカのトーマス・カントリーマン米国務次官補は上院外交委員会の公聴会で、日本の核燃料サイクル政策に対して以下のような発言をしています。
「核安全保障と不拡散にとって懸念をもたらす政策である」
「日本が再処理事業から撤退すれば非常に喜ばしい」
これは日本が核兵器に転用できるプルトニウムを製造することに対して警鐘を鳴らしているもので、同盟国日本に対する見方としては異例とも言える発言と言えます。
今、アメリカの日本に対する見方が変わってきており、今までの「何もしない平和ぼけした国」から、「何をしでかすかわからない国」となってきているのです。
殆どの日本人が「日本が核武装することなどあり得ない」と思っていましても、アメリカはいずれ日本が核武装するのではないか、と思っているのです。
安倍政権になってからの有事法制、憲法改正議論等々を見れば、もしかして日本は危ないかも?と思いましても不思議ではないのです。
ましてや今のアメリカ国務省内には日本通(日本擁護派)はいないとも言われており、中国・韓国等が「日本は危ない国である」と機会あるごとに吹き込んでいれば、高官とならずとも日本は危ないかな?と思いましても不思議ではありません。
日米同盟関係は、今や日本人が思っている程、強いものではありません。