アメリカの株式市場、ダウは17,006ドルとなり、かろうじて17,000ドルを回復していますが、S&P指数は
1,999.99と2,000ポイントに0.01ポイント足らないというニアミスをしています。
ただ、日米が日経平均・NYダウとも<17,000>を意識していたのが分かります。
この数字を意識しているのは、日本の年金ファンドや投信を牛耳っている外資系証券会社(金融機関)であり、彼らがある意味、ある程度は指数を操れるということになりますが、彼らが万能ではないのは、突発的事態が発生した場合です。
狼狽して一斉に投げに転じるからです。
また最近では人工知能を使って売買することも多くなってきており、一方通行に振れやすいということもあります。
人工知能による自動売買であと5年もすれば、年収数千万円から数億円稼ぐファンドマネージャーは必要なくなるとも言われており、金融界から数千人、数万人規模の高収入を得ているファンドマネージャーが失業する時代が到来するとも一部で言われている程なのです。
すでにその時を見据えて、実物資産に自分の資産を疎開させて、その時が来たらその実物資産の販売で生計を立てようとしている先を読むファンドマネージャーも出てきているようで、今後この動きが加速するかも知れません。
先を読む者が勝てるのはどの社会でも同じですが、その時が来るまでじっと待てる胆力・資力を持つのも必要であり、
それは一流のファンドマネージャーなら備わっています。
勝ち組と言われるファンドマネージャーの中で、生き残りをかけた戦いが始まっています。