ブラジルの資源大手である【ヴァーレ】がムーディーズ社により投資適格の最下位(10位)である<Baa3>から3段階下の投機的格付けである<Ba3>(上から13位)に格下げされ更にネガティブとされていることを殆どのマスコミは無視しています。
一応、格下げがされたとは報じていますが、それが投資適格から投機的になったと解説している報道は皆無となっており、この格下げを小さく見せかける意図があるとも言えます。
この【ヴァーレ】が破たんするようなことになれば、日本企業のみならず金融機関等は大打撃を受けることになりかねず、3月期末を控え情報として封印しておきたいとなっているのでしょうが、利払いがこのままいけば止まることも想定された上での格下げであり、情報として無視できる規模の会社ではありません。
また、ブラジルとの関係では、新日鉄住金が出資している大手鉄鋼会社の経営問題が炸裂する可能性があるとも言われており、ブラジルは今や何が起こりましても不思議ではないと言えます。