1月の日本の新車販売台数が12月に比べ<-4.6%>となり、13ケ月連続で減少してきています。
特に軽自動車は11.6%も減少し、今や軽自動車メーカーは生き残れるかどうかという状態になってきており、ダイハツがトヨタの傘下に入ったのもわかります。
ダイハツがトヨタの完全子会社化になった表向きの理由は小型車の開発云々となっていますが、実際には独立して経営ができない状態に陥ってきているとも言えるからです。
それほど、日本の軽自動車市場が縮小してきているのです。
普通自動車市場は殆ど変っておらず、軽自動車だけが壊滅的とも言える不振となっており、このような状況が続けば今後軽自動車メーカーの再編は避けられないかも知れません。
家電メーカー・パソコンメーカーが消滅したか消滅仕掛けている日本ですが、好調だった自動車産業でもいよいよ生き残りが出来ないメーカーが出てきたと言えます。
鉄鋼メーカーも再編となりつつありますが、本来なら消滅させる(淘汰される)企業が合併で生き残っており、これでは本当の意味での再編にはならず、いわば日本的救済となるのでしょうが、今の時代、それで果たて生き残ることが出来るでしょうか?
何せ相手はとてつもない設備と資金を持つ中国であり、日本的な対応では救済した側が倒れることもあり得ます。
自動車産業は鉄鋼メーカーとも密接に関係しており、共倒れにならなければ良いですが果たしてどうなるでしょうか?